手と手 Hand in Hand 1998
人と人は、区切られていない。
人の皮膚は、外部の液体や気体を体内へ浸透させ、体内のものを外部へと発散している。
体内は、常に外部の環境と同化している。ということは、皮膚は、私と他者とを隔絶するものではない。
私と私、私と他者は、常に浸透し合っている。
A person is not separated from another person.
Human skin not only infiltrates liquids and gases in the external environment, but also exudes internal body elements. The internal body is consistently assimilated with the external environment.Thus, the skin does not separate me from other people.
Myself and I, myself and the other: we constantly penetrate through each other.
素材:獣毛(ホース、ゴート、アルパカ、モヘア、キャメル)、羊毛
エキジビションスペース(東京)/ 眞田岳彦展「身体と生命のキワ/際」